2010年8月22日日曜日

電線のたるみ

仕事の上では、「電線のたるみ」が関係することはまずないでしょう。でも、興味があります。

雪国で育った私は、電線にまとわりついた雪が落ち、ぴんと跳ね上がる電線の姿を目にしていました。スリートジャンプという名前があることは、電気の勉強を始めてから知りました。雪玉を投げて、わざと電線の雪を落としたりもしました。雪の重みで電線が切れたという話も聞いたことがありました。スリートジャンプやギャロッピングを目にしていたことになります。

電線のたるみは、電線を敷設し管理する側としては、重要なことだと思います。どうやって決めるのでしょうか。

電線が描くカテナリー曲線自体難しく、奥が深そうですが、ここでは、たるみの計算式、温度による長さ変化の計算式だけを押さえておくことにします。あくまで近似式でしょう。

D:たるみ (単位:m)
W:電線1mあたりの荷重 (単位:N/m)
S:径間 (単位:m)
T:水平張力 (単位:N)

たるんだ電線の長さは、

L:電線の長さ (単位:m)
S:径間 (単位:m)
D:たるみ (単位:m)


温度上昇による電線の長さは、

L1:温度上昇前の電線の長さ (単位:m)
L2:温度上昇後の電線の長さ (単位:m)
a:電線の膨張係数 (単位:なし)
t:温度上昇 (単位:℃)


温度に比例するものなのかなあ。

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