800mAの定電流電源に対し、コンデンサC1と抵抗R1が並列に接続されている回路を作ります(図1)。周波数は、50Hzから20KHzまで変化させます(図2 X軸)。コンデンサの容量を0.5uFから10uFまで0.5uF間隔で変化させてプロットします(図2 グラフ)。
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図1 回路図 |
- コンデンサC1を流れる電流は、周波数が高いほど、容量が多いほど大きい。
- C1とR1の電流が等しくなるときの電流値は、C1の容量に関係なく565mAである。
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図2 コンデンサと抵抗に流れる電流値 R1 50Ω固定 C1 0.5uFから10uFまで0.5uF刻みで変化 X軸:周波数(対数) Y軸:電流値 |
2の565mAという値は、R1の抵抗値を変化させても変わりません(図3)。
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図3 C1 1.5uF固定 R1 10Ω~100Ωまで10Ω刻みで変化 |
コンデンサの位相は90°進んでいますから、C1の電流とR1の電流が等しくなるとき、全体の電流値は、C1の電流値とR1の電流値で作られる正方形の対角線に相当します。したがって、C1の電流値の√2倍が800mAとなり、C1の電流値は800mAを√2で割った値となります。
すっきりしました。
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